ファンタジー スポーツ:ベースボールの歴史

メジャーリーグ ベース ボールは、ファンタジー スポーツの定番です。本場であるアメリカでの歴史は古く、今から約40年前の1980年代には本格的に広まっていたとされます。歴史が始まったころの創生期は、一部のスポーツバーでファンが集まり紙と鉛筆、電卓を使って楽しむゲームでした。当初は仲間内で行われていたメジャーリーグ ベースボールのファンタジー スポーツは、インターネットの登場により劇的な変化を見せます。

1990年代にインターネットが登場しその数年後に大衆化されると、ファンタジー スポーツは一気に広まります。大手のウェブサイトを中心にメジャーリーグ ベース ボールを題材にしたゲームを相次いで導入し、仲間内でお酒を飲みながら楽しむゲームから、世界中の人がパソコンの前で計算し競い合うゲームへと変化しました。それに伴いファンタジー スポーツも大きな歴史的な変化を見せ、題材もメジャーリーグ ベース ボールからアメリカンフットボール、バスケットボールと他の競技も加わっていきます。現在では年間延べ約2,000万人も遊んでいるとされ、そのうちメジャーリーグ ベース ボールを題材にしているものは、約400万人も利用しているといわれるほどです。

最初は紙と鉛筆、電卓を使って計算しながら競い合うゲームでしたが、現在では大手のポータルサイトだけではなく、放送局などさまざまなサイトで導入されています。インターネットで理想のメンバーを集結させたチームを登録して対戦を行い、大会の勝者には賞金も贈られるなど、テレビゲームを題材にしたeスポーツと代わらない人気を集めているほどです。アメリカでも人気を集めていることから、日本でもファンタジー スポーツはポータルサイトを中心にサービスが提供されていました。日本での歴史は、1995年にアメリカにある運営会社が持つノウハウやテクノロジーを活かした運営をする会社が設立され、野球やフットボールなどを題材に提供中です。

その他にもさまざまな形でサービスは提供されていますが、ここまでの歴史を振り返ってみるとアメリカほどの人気は博していません。いくつかのサービスは終了されており、日本人には受け入れられているとは言えないでしょう。しかし近年のスポーツは日本でもデータが重要視されるようになり、人気を獲得する下地はできていると言えます。数年後には日本国内でも、アメリカのような人気を獲得し利用者も増えるかもしれません。